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[ 音楽・エッセイ ]
導入:「日本の情景」を、今度は印象派で
「ショパン×日本の情景」に続いて、同じ「日本の情景」というテーマを、9シリーズ目はドビュッシーの作風で描き直してみました。

ドビュッシーといえば「印象派」を代表する作曲家。西洋の伝統的な和声に縛られない全音音階や、色彩感あふれる響きが特徴です。実は、ドビュッシー自身も浮世絵や日本の美術から強い影響を受けていたそうで、「日本の情景」というテーマとの相性はむしろ本家本元と言えるかもしれません。
今回もお約束の「光」「闇」構成
これまでのシリーズと同じく、今回も同じ5曲を「光」と「闇」、2つの雰囲気で作り直す構成にしました。
「光の書」は桜が満開に咲き誇る穏やかで晴れやかな一枚、「闇の書」は同じ情景をより神秘的でドラマチックに描いた一枚を予定しています。「闇の書」は、また後日あらためてご紹介します。
曲の構成
5曲の構成は、次のような起承転結+大団円の流れになっています。曲の型も、ドビュッシーの実際の楽曲ジャンル名(Prelude、Arabesque、Reflets、Estampe)を採用しました。
- Prelude: Sakura at Dawn(起)
- Arabesque: Beneath Mount Fuji(承)
- Reflets: The Moonlit Garden(転)
- Estampe: Prayers at the Shrine(反撃)
- Finale: Sakura in Full Bloom, Fortissimo(大団円)
「Sakura at Dawn(夜明けの桜)」から「Sakura in Full Bloom, Fortissimo(満開の桜、フォルティッシモで)」まで、これまでのシリーズと同じく桜の一日を追いかける展開ですが、ドビュッシーらしい淡く揺らめくような和声で、また違った表情に仕上がりました。
まとめ:作曲家違いの「日本の情景」シリーズ、9枚目
アルバムタイトルは 「Debussy’s Sakura Suite: Book of Light」。全5曲、ピアノソロのインストゥルメンタルアルバムです。Spotify、Apple Musicをはじめ、主要な音楽ストアで本日から配信中です。
同じ「日本の情景」というテーマでも、作曲家が変わるとこんなに印象が変わるのかと、作っていて新鮮な発見がありました。「ショパン×日本の情景」の記事もあわせて聴き比べてもらえたら嬉しいです。