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[ 音楽・エッセイ ]
導入:「光」「闇」に続く3枚目は、まさかの没テイク集
以前、バッハ風×戦隊ヒーローのピアノアルバムを作った話を書きました。あの時「3枚組になる予定」とお伝えしていたのですが、ついに3枚目が完成し、配信スタートしました。

1枚目は「光の書」、2枚目は「闇の書」。同じ5曲を明るいバージョンと暗いバージョンで作り直した、いわば表と裏の物語でした。
そして3枚目は、その2枚を作る過程で生まれた**「採用されなかったテイク」だけを集めたアルバム**。名付けて「外典の書(Book of Apocrypha)」です。
「もったいない」から生まれた企画
AIに音楽生成をお願いすると、1回の指示で必ず2パターンのテイクが返ってきます。採用するのは基本的にどちらか1つ。
でも聴き比べていると、「方向性としては採用しなかったけど、曲としては普通に好き」というテイクがちらほら出てくるんです。ボツにするにはもったいない。かといって「光」「闇」のどちらにも組み込みにくい。
そこで、「じゃあそれだけを集めたアルバムを作ろう」ということになりました。正典(光・闇)には入らなかったけど、確かに存在する曲たち――ということで、聖書の用語から「外典(Apocrypha)」という名前を借りています。
ジャケットは、あえて「コミカル」に振り切った
1枚目・2枚目のジャケットは、鎧を着たバッハが大聖堂で仁王立ちする、わりと重厚なイラストでした。
3枚目を作るにあたって最初に悩んだのが、「没テイク集なのに、真面目なジャケットのままでいいのか?」ということ。
結論として、今回はあえてコミカルな絵にしてもらいました。鍋やフライパンをかき集めて作ったような、ボロボロの手作り鎧を着たバッハ。手には杖にもなっていない曲がった棒。まわりには壊れた竪琴やヴァイオリンが転がっていて、「404 エラー」という吹き出しまで浮かんでいます(笑)。
正典である「光」「闇」の重厚な世界観に対して、「外典」はいわばNG集・ブロッパー集のポジション。あえて空気を変えることで、シリーズ全体にメリハリが出たかなと思っています。
まとめ:3部作、これにて完結
「光の書」「闇の書」「外典の書」。まさかブログの合間に始めた思いつきが、3枚組のアルバムシリーズにまで育つとは、自分でも予想していませんでした。
アルバムタイトルは 「Baroque Hero Suite: Book of Apocrypha」。全5曲、こちらもピアノソロのインストゥルメンタルアルバムです。Spotify、Apple Musicをはじめ、主要な音楽ストアで本日から配信中です。
「正典」の方が気になる方は、ぜひ「光の書」「闇の書」もあわせて聴いてみてください。3枚まとめて聴くと、また違った楽しみ方ができると思います。