[ 膠原病(SLE)・抗がん剤 ]
紫外線、なめてたんですよね。正直、病気になるまでは。
「焼けたらちょっとシミになるくらいでしょ」くらいの感覚で、日焼け止めも「海や山に行くときだけ塗るもの」だと思ってた。
でも、膠原病(SLE)の診断を受けてから、その考えは完全に変わりました。
私が日焼け止めを手放せなくなった理由
SLEと「日光過敏」
膠原病のなかでもSLE(全身性エリテマトーデス)の患者さんの多くは、日光過敏という症状を持っています。
日光過敏というのは、紫外線に当たると皮疹(発疹)が出たり、病気そのものが悪化してしまうこと。特に顔や首など、日光が当たりやすい部分に「蝶形紅斑」と呼ばれる蝶の形の赤みが出るのが、SLEの特徴的なサインでもあります。
私の場合、診断前から「なんか顔が赤いな」と思っていたんですが、あれは紫外線で炎症が起きていたんだな、と後から気づきました。
診断後は主治医から「紫外線は絶対に避けてください」と強く言われました。ステロイドや免疫抑制剤を使っているとさらに皮膚が敏感になるので、夏だけじゃなく年中対策が必要、と。
抗がん剤治療中は、皮膚が弱くなる
抗がん剤治療が始まってからは、また別の悩みが出てきました。
薬の影響で皮膚が全体的に弱くなるんです。乾燥しやすくなったり、ちょっとした刺激でも赤みや痒みが出たり。いつもより肌が敏感になっている分、紫外線のダメージも受けやすくなる感覚がありました。
治療中は「肌が弱っている」という前提で、今まで以上に丁寧に紫外線対策をするようになりました。
オーストラリアで「本気の紫外線」を体験した
これは病気とは全然関係ない話なんですが、以前オーストラリアに行ったことがあって。

私は日本からSPF50+のものを持参していたんですが、現地の紫外線の強さをなめていた。毎日たっぷり塗り直して過ごしたら、肌が全然違う、焼けない。日本に帰ってきてから改めて、日焼け止めのSPFとPAについてちゃんと調べるようになりました。
SPF・PA・UVA・UVBって何が違うの?
簡単に整理するとこんな感じです。
| 指標 | 防ぐもの | 目安 |
|---|---|---|
| SPF | UVB(日焼け・炎症) | 数字が大きいほど効果が高い(最大50+) |
| PA | UVA(シミ・老化・肌の奥へのダメージ) | +の数が多いほど効果が高い(最大PA++++) |
UVAもUVBも両方防ぐために、PA値も一緒に確認するのがポイントです。
SPFは用途によって使い分けるのがおすすめです。海や山などレジャーで強い日差しを浴びるならSPF50、通勤や買い物程度の外出ならSPF30でも十分カバーできます。肌への負担を考えても、毎日の使用には必要以上に高いSPFにこだわりすぎなくていいと思っています。
私が実際に使っている日焼け止め
ニベア UV ディープ プロテクト&ケア ジェル
普段はSPF30以上を目安に日焼け止めを選んでいます。
このニベアはオーストラリアに行くときに用意したもの。SPF50+ PA++++ とスペックは高めですが、何より使い心地が良くて気に入っています。乳液タイプなのにサラサラしていて、塗った後にベタつかないんです。皮膚が薄くなっている時期も使っていたけど、刺激を感じたことはほとんどなかったです。
大容量で惜しみなく塗れるのも嬉しいポイント。
紫外線対策、日焼け止めだけじゃ足りない
日焼け止めはもちろん大事なんですが、治療中は重ねての対策もしていました。
- 帽子:医療用帽子を外出時に必ずかぶる
- 日傘:UVカット率99%以上のものを使用
- 長袖・手袋:夏でもUVカットの薄手のカーディガンを羽織る
- 時間帯:紫外線が強い10〜14時はなるべく外出しない
「完全防備してでも外に出る」か「家でゆっくり過ごす」か。治療中はそのどちらかを選ぶ日々でした。外に出るときは絶対に日焼け止め、これだけは絶対に守っていました。
塗り方も大切
どんなに良い日焼け止めでも、塗る量が少なければ効果が下がってしまいます。
研究によれば、顔全体への適切な使用量は約2mg/cm²。感覚的には「多いかな?」と思うくらいの量です。
塗りムラがあると、こんなふうにムラ焼けになってしまいます。(右足がムラ焼けしています)

また、2〜3時間ごとの塗り直しが理想。汗をかいたり、外に長時間いる場合は特に意識していました。
まとめ
SLEや抗がん剤治療中の紫外線対策は、「なんとなくケア」じゃなくて治療の一部だと思っています。
日焼け止めを毎日ちゃんと塗るようになってから、皮膚の状態が安定してきた実感もあります。ちょっと面倒でも、毎朝のルーティンにしてしまえば慣れます。
SPFの選び方:用途に合わせて
日焼け止めを選ぶときは、SPFの数字だけじゃなく使う場面に合わせて選ぶ のがコツです。
長時間外にいるときはSPF50
ビーチやキャンプ、外でのイベント参加など、紫外線の下で長時間過ごす日はSPF50+ を選びます。オーストラリアへの旅行で学んだことですが、強い日差しの中での活動ではやっぱり高いSPFが必要。海外出張や夏のレジャーがある方には特におすすめです。
日焼け止めクリーム SPF50
普段の外出ならSPF30で十分
通勤や買い物、散歩程度の外出ならSPF30 で大丈夫。毎日使うものだからこそ、肌への負担を考えて無理にハイスペックにこだわりすぎなくても問題ありません。むしろ、「肌への刺激が少ないから毎日続けられる」という方が重要です。
日焼け止めクリームSPF30