[ 乳がん・抗がん剤 ]

ウィッグの話はよく書かれているのですが、「帽子だけで乗り切った時間」のことを書いている体験談は意外と少ない気がして。
ウィッグがあっても、家の中では結局帽子。治療後の生え変わり期も、外出の最後の砦は帽子でした。
今日は、そんな医療用帽子との日々を正直に書こうと思います。
投与13日目——地肌が「おかしい」と気づいた日
抗がん剤の投与が始まって、最初の2週間くらいは「思ったより普通に過ごせてる」と感じていました。副作用がゆっくりやってくることはわかっていたはずなのに、どこかで楽観していたのかもしれません。
転機は13日目でした。
夜、シャワーを浴びていたら、排水口に向かって髪がどんどん流れていく。ブラシを通したら、抜いてないのに束になって抜けてくる。頭皮を触ると、なんとなくヒリヒリする、敏感になっている感じ。
「あ、来た」と思いました。知識としては知っていたはずなのに、実際にそれが起きると、やっぱりびっくりします。
この頃から、地肌への刺激が気になるようになりました。素肌に帽子の縫い目や繊維が直接当たると、赤みが出たり違和感があったりして。そこで「帽子の下に何か一枚かませたい」と考えるようになったんです。
家の中での最強スタイル:2枚重ね
外出のときはウィッグを使っていましたが、家の中では正直、ウィッグをつける気力がありません。
でもウィッグなしで何もかぶらないのも、抜け毛が散らかるし、地肌が冷えるし、地味に落ち着かない。
そこで行き着いたのが、「抜け毛受け止め用ヘアキャップ + 医療用帽子」の2枚重ねでした。

ヘアキャップは薄くて伸縮性があるネット素材で、頭皮への摩擦を和らげてくれます。そして抜けた毛をある程度キャッチしてくれる。その上から医療用帽子をかぶることで、頭皮への刺激がぐっと減って、肌感触がずいぶん楽になりました。
ウィッグを被るのって、意外と体力を使うんですよね。ネットを装着して、帽子型にかたちを整えて、フィット感を調節して——体がしんどい日には、その「小さな手間」がけっこう重くのしかかってくる。家の中で2枚重ねするだけで「今日はウィッグなしでいいや」って思えることが、精神的にもすごく楽でした。
髪が全部抜けたあとの「予想外のメリット」
髪がすべて抜けきったころ、正直に言います。
掃除が、めちゃくちゃ楽になりました。
それまで床やソファに落ちる抜け毛が気になっていたのが、ある時点からぱったりなくなる。フローリングのコロコロをかけるとき、「何も取れない!」ってちょっと感動しました。
治療中にポジティブな発見ってあまりないのですが、これは本当に「あ、これは悪くない」と思えた出来事のひとつです。抜けきってしまえば、抜け毛との戦いは終わる。その時期、床がきれいなことで気分が少し上がっていました。
治療後「ウィッグ卒業したいのに前髪だけ伸びない問題」
治療が終わって、少しずつ髪が戻り始めると、今度は別の悩みが出てきます。
全体的な長さは少しずつ出てくるのに、前髪だけが伸びるのが遅いんです。
サイドや後ろはすでにそれなりに生えているのに、前髪だけぽつぽつとしか出てこなくて。そのせいで「ウィッグを卒業して自毛で外出したい気持ち」はあっても、前髪のせいで鏡を見るたびに「まだちょっと恥ずかしいかも……」って踏み出せない。
そんな時期に活躍してくれたのが、またしても帽子でした。

自毛は出てきているのに前髪だけない状態って、帽子をかぶると自然にカバーできるんです。帽子のつばの下に隠れる感じで、「この部分だけ生えてない」って気にならなくなる。
ウィッグを卒業したい気持ち、でも自毛だけで外出する自信はまだない——そのどっちでもない時期を、帽子がそっと埋めてくれました。
外出がちょっと楽になると、気持ちもずいぶん違う。あの時期の帽子には、本当に助けてもらいました。
私が選ぶとしたら:3タイプ比較
医療用帽子といっても、素材や形はいろいろ。選ぶポイントは人それぞれなので、目的別に3タイプをまとめてみました。
| レビュー数で選ぶ | シルク素材で選ぶ | おしゃれ・つば付きで選ぶ | |
|---|---|---|---|
| 素材 | 綿100% | 天然シルク(日本製) | 綿100% |
| 特徴 | ソフトニット・2way・オールシーズン | 無縫製・シームレス・洗えるシルク | キャスケット風・UVカット・つば付き |
| こんな方に | とにかく評判重視で安心して選びたい | 地肌の敏感さが気になる・摩擦を最小限に | 外出でもおしゃれに使いたい |
レビュー数で選ぶなら
医療用帽子 ロングセラー
シルク素材で選ぶなら
天然シルク医療用帽子
おしゃれ・つば付きで選ぶなら
おしゃれニット帽 つば付き
もっとたくさんの候補から選びたい方へ
「もっとたくさん見比べたい」「自分の好みで探したい」という方は、楽天の検索結果から直接見てみてください。評価4以上・レビュー数順で絞り込んでいるので、実際に使った人の声が多いものを選べます。
同じ状況にある方の、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
帽子はウィッグほど目立たないし、地味なアイテムに見えるかもしれないけれど、治療中の日常をこつこつ支えてくれる存在でした。
本記事は個人の体験に基づくものです。治療中のケアについては、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。