[ 乳がん・抗がん剤・TC療法 ]


TC療法(ドセタキセル+シクロホスファミド)の抗がん剤治療を受けていたとき、口の中のことが、もっとも気がかりなことのひとつになりました。


1クール目、3〜4日後に始まったこと

1クール目の投与が終わって、3〜4日が過ぎた頃。

口の中に、異変が起きました。

粘膜が腫れているような、ヒリヒリするような、なんとも言えない感触。最初は「少し荒れているだけかな」と思っていたのですが、そのうち口内炎が何個も重なって、飲み込むだけで痛い状態になっていきました。

そしてその頃、なぜかグレープフルーツが無性に食べたくなったのです。

食べたくてたまらない。でも、口に入れた瞬間——口内炎に染みて、悶絶しました。「なんで今、これを欲しがっているんだ」と自分に突っ込みながら、でもやめられなかった。あれは本当につらかった。


「体重を維持します」という宣言

治療が始まる前、私は看護師さんに自分で宣言していました。

治療中、体重を維持します

食欲が落ち、口の中が痛く、何を食べても億劫になる時期に、体重を維持するのは簡単ではありません。でも、自分で立てた目標を自分で看護師さんに宣言した。

口内炎でまともに食べられないのに、その言葉を撤回するわけにはいかない。

その意地が、次の行動を動かしました。


ドラッグストアで「組織を修復」という文字に惹かれた

どうにかして口の中の状態をよくしたい。抗がん剤を止めることはできないけれど、自分でできることがあるはずだ——そう思ってドラッグストアの歯磨き粉売り場をぐるぐると歩き回りました。

いろいろな商品を手に取りながら、ある言葉が目に飛び込んできました。

「組織を修復」

それが、システマ ハグキプラスハミガキとの出会いでした。

システマ ハグキプラスハミガキの新品チューブ。ピンクを基調としたパッケージが目を引く
これが私を救ってくれた一本

歯周病ケア向けの歯磨き粉ですが、「組織を修復」「歯茎コラーゲンを守る」という言葉が、ダメージを受けた口腔粘膜にも効いてくれるんじゃないか——そんな直感がありました。

半信半疑でしたが、手に取ってレジへ向かいました。


夜は20〜30分、日中はとにかくうがい

システマを始めてから、口腔ケアを徹底するようにしました。

夜の歯磨きは、20〜30分かけて丁寧に

歯だけでなく、歯茎の際、頬の内側、舌の上も、できる限りやさしくケアする。「歯を磨く」というより「口の中を整える」という感覚で、時間をかけるようにしました。

日中は、こまめなうがい

抗がん剤治療中は口の中が乾燥しやすく、雑菌が繁殖しやすい状態になります。食後だけでなく、何かを飲んだ後、気になったタイミングで、とにかくうがいを繰り返しました。

「これだけやれば大丈夫」という確信はなかった。でも、できることを全部やっている、という感覚が、不安を少し和らげてくれました。


2クール目から、口内炎がなくなった

結果として——2クール目から4クール目まで、口内炎は一度も出ませんでした。

1クール目の苦しさが嘘のように。

もちろん、システマだけの効果とは言い切れません。徹底した口腔ケア全体の積み重ねがあってこそだと思っています。でも、「何かが変わった」と実感した最初のきっかけは、間違いなくあの「組織を修復」という文字でした。

4クールを通して完走できたのは、体重も維持できたのは、この歯磨き粉との出会いがあったからだと、今でも思っています。

使い込まれたシステマ ハグキプラスのチューブ。何本もリピートし続けた証
治療が終わった今も、ずっとリピートしています

今も手放せないもの

治療が終わって時間が経った今も、システマ ハグキプラスを使い続けています。

抗がん剤治療中に使い始めて、気づけばずっとそばにある歯磨き粉になっていました。

口内炎で悩んでいる方、がん治療中の口腔ケアをどうすればいいか迷っている方——まず主治医・担当看護師に相談することが大前提ですが、歯磨き粉選びに迷ったとき、ぜひ候補に入れてみてください。


本記事は個人の体験に基づくレビューです。がん治療中の口腔ケアについては、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。